キャラクター紹介 千早サイド『灰神創世譚(はいがみそうせいたん)』


○ ヘルク・ハーバン
 『灰神創世譚』の主人公。灰髪灰眼、15歳くらいの少年。
 魔術師見習い。元は孤児で、小さい頃の記憶もないため、正確な年齢は不明。
 温厚な性格で、誰に対しても丁寧に接するが、お人好しで何かと貧乏くじを引いてしまう、ちょっと不幸な星のもとに生まれてしまった。その分、根気とタフさはかなりの域に達している。
諸事情により、金勘定・値切り・スリという特技(しかもかなり高度な)を身につけた。
 ビンに詰めた灰を持ち歩いており、それに魔力を流し込んで形状・強度を操作して戦う。よくやるのは二刀、盾。手先が器用。
 実は色々と秘密がある。



○ アロイ
 ヘルクの師匠。鱗のかわりに羽毛に覆われた、小型の龍(ドラゴン)の姿をしている。毛並みはベージュ、眼は金色。人語を解し、話す。定位置はヘルクの服のフードの中。
 見た目は小動物だが、かなりの実力と知識を持った魔術師で、ヘルクに魔術や体術、世の中の厳しさなどを教えている。
 不遜で横柄な態度が標準で、かなり凶暴。超がつくスパルタ。ドがつくS。愉快犯で確信犯な言動が目立つが、実際は色々達観しており、理性的。
 人ごみを嫌い、「触れる」という行為を嫌悪している。
 実は、人間。



○ イルシア・エドル
 アロイの本来の姿と名前。黒髪金眼の22歳の女性。性格は変わらない。
 普段小動物の姿をとっているのは、自分で移動するのが面倒だからという理由が強い。
 膨大な魔力と高度なスキルを持ち合わせ、傭兵歴も長いため、剣技にも長けている。自らの魔力で錬成した特殊な剣を用いる。
 大陸中に名を轟かせた伝説的な戦士だが、今は弟子を教育という名目でいびり倒し、成長させることを至上の楽しみとしている。
 ヘルク同様、色々と秘密がある。



○ メフリス・アミュレイ
 ヘルクの旅の仲間。抹茶色の髪と青緑色の眼の、16歳の少女。
 面倒見がよくしっかり者で、仲間の栄養・衛生管理を一手に引き受けるお母さんポジション。責任感が強いため、色々溜め込んでしまうタイプ。怒らせると一番怖い。
 大の可愛いもの好きで、たまに暴走して周りが見えなくなる。
 石や宝石の魔力を引き出すことができる一族の出身で、その力で水の精霊を呼び出したり、傷を治したり、幻覚を見せて催眠術をかけたりすることができる。



○ キーディン・ベルツ・トーレ
 ヘルクの旅の仲間。金髪赤眼の24歳の青年。
 常に余裕と冷静さのある態度を崩さないが、少年のように好奇心旺盛な一面も見せる。物事を揶揄したり皮肉ったり、職業上、時折惨忍で冷酷な顔を見せたりもするが、根は真面目で楽しいことが好き。
 代々暗殺を生業とする家の生まれで、次期当主。特殊な製法で作られた、視認しにくく刃物でも断ち切れない強度の糸に魔力を流し込んで操る。トラップを張らせたら右に出る者無し。


 

世界設定 千早サイド『灰神創世譚』
※話に関わりそうな部分だけ大まかに。増えたりしそうです。


○ ニドラ大陸
 『灰神創世譚』の舞台。この世界で最も面積の広い大陸。大小50近くの国が割拠しているが、言語も文字も全土で共通している。宗教や神話も共通しているが、地域色がそれぞれ違うため一律とは言えない。
 ニドラ大陸には現在、二つの深刻な問題がある。
 一つ目の問題は、戦争。ほとんど全ての国家を巻き込んでの、大陸全土を挙げての大戦争。300年ほど以前から、慢性的にずるずると、収集をつけることができずに現在まで続いている。国や地域によって程度の違いはあるが、大抵どこでも治安や経済や政治は不安定。
 もう一つは、『灰の砂漠』と呼ばれる現象。こちらは10年ほど前から問題視されてきた。火元のない場所に突然現れた炎があらゆるものを焼き尽くして灰に変え、現れたときと同じように唐突に消える、といったものである。この炎は土も石も鉄も人も水も、総てを燃やす。そのため消すことが不可能。世界各地で規模の差はあれど頻繁に発生しており、町や山が丸ごと灰になってしまったという事例もある。徐々に被害は広がり、世界は少しずつ灰に呑まれていこうとしている。
 この二つの問題を解決するために、ヘルクたちは各地を旅している。



○ 神々
 この世界では共通の多神教が信仰されているが、地域や国によって最も篤く崇拝する神や祭祀の形式は異なっている。
 神々は実在する存在として扱われており、普段は雲と宇宙の間の楽園で暮らしているが、時折人の前に姿を現したりもする。神々も人間と同じように社会を形成しており、派閥などもわかれて色々ともめているようである。そのことも地上の混乱と関連している。
 また、地上にも神の眷属が棲んでいる。メフリスが呼び出す水の精霊などがそうで、石や樹木などに宿り、いつでも現れるわけではないが割と人の身近で息づいており、力を貸したり喧嘩したりと、交友を持つことが可能。



○ 『神の選別(イレクション)』と魔術師
 太古の時代から脈々と受け継がれてきた、魔術にまつわる素質をイレクションと言う。種類は千差万別で、大抵の場合血統や地域などで自分のイレクションが決まる。メフリスのイレクションは宝石、キーディンのイレクションは糸、といった具合。ヘルクとアロイに関しては、普段使う灰や剣などはイレクションではなく、本当は別にあるのだが、滅多に使わない。この辺が秘密。
 イレクションは誰にでも備わっているが、それを魔術として発現させるには専門的な訓練が必要で、この世界に暮らす全員が魔術を使えるというわけではない。魔術師とはイレクションを意のままに操作できる人を指す。
 一人前の魔術師になるためには三つの条件が必要。
まずはプロの魔術師の門下に入り、最終的にその人に一人前と認めてもらうこと。ちなみに魔術を教える学校などは存在していない。多くは親や一族の先輩などを頼る。
二つ目の条件として、かつて高名な魔術師が残した『教典魔術』と呼ばれる、全109章からなる教科書の、30章までの魔術を修得することが挙げられる。この『教典魔術』はイレクションとは関係がなく、魔力の扱いを身につけるために誰もが学ぶ基本的な魔術である。後の章になるほど高度になり、全章修得するのは至難の業である。
最後の条件は、自分のイレクションをきちんと操れるようになること。魔術のメインはイレクションであり、ある程度実力がついてくると『教典魔術』から離れ、イレクションの操作を学ぶことが主流になってくる。
これらの点で、メフリスとキーディンは立派に一人前。ヘルクは『教典魔術』を全て使えるようになるまで師匠から一人前とは認めてもらえないので、まだ見習い。イレクションに関しても問題がある。アロイはこれまで4人の魔術師に師事しており、その誰もに実力を認められ、『教典魔術』も全章完璧に修得しているが、やはりイレクションに関しては問題がある。

 

 

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