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クラウ・アーバンルード（17）黒褐色髪黒目、171㎝
この物語の主人公。駆け出し2年目の遺跡探索者。
基本的な能力は高いらしいが、破壊することによりすべてを無に帰すことで有名。破壊屋（クラッシャー）という不名誉なあだ名が内外からつけられている。双槍が得意。運動能力と戦闘力の高さから、金がなくなるとしょっちゅう害獣退の仕事をしている。
なんだかんだで断れない男で、自覚のないお人よし。苦労人体質＆変態に好かれやすい体質＆変態に振り回されやすい体質でもある模様。基本的に後ろ向きにはならないので、絶望的な現実を前にしても決して折れない強さを持つ。割と素直で、嘘が下手。若干天然でもある。
元々は山に捨てられていた孤児で、後に義兄になるウィルフレッドに拾われてから12歳まで山奥の村でのびのびと育った。
余談だが、最初の設定だと、破壊屋（クラッシャー）ではなく、遺跡荒らし（クラッシャー）だった。
ヴァシリー・アトウェル（28）黒髪黒目、181cm
遺跡探索者。探索の仕事をこなしつつ大学院の博士課程も卒業したエリートで、現在は保護協会で遺跡探索者たちの仕事の斡旋を行っている。クラウにとっては頭の上がらない恩人であり仕事の仲介者であり良き理解者でもあるが、素行が最低な為嫌煙されている。他人で遊ぶのが大好きな快楽主義者でもあるが、仕事に関しては人一倍の情熱を注いでいる。冷酷な判断も容赦なく下せる。
ゲイ寄りのバイ。しょっちゅう男遊びをしている。
秘書のキーラは恋人で、クラウの義兄のウィルフレッドは親友で、クラウの事は弟のように可愛がっている。「女性はキーラしか愛さない」「本当に大切な人間には手を出さない」「大事なもの以外は切り捨てる」という信条を立てている。
余談だが、彼の人格についてはクロサキの友人各地からの反響がすさまじかった。
アザエル・イズリーン（19）銀髪藍眼、180㎝
クラウの親友。同じように卒業して2年目の遺跡探索者（現在は串焼き屋のため開店休業中）
常に自分のペースを崩さない、超が付くほどのリアリスト。基本的に低温動物で自分の出来る範囲をよくも悪くも理解している。ナルシストの気がある。
「戦闘能力も不可欠」な遺跡探索者だが、戦闘能力は激無。しかし、実はとんでもないものを秘めている。たまにふるまう飯がうまい。
余談だが、名前の由来はアザエル・ビエルスキ。（クロサキイオンはジェイミー・ベルの大ファンなため）
キーラ・キャンドル（24）金髪鳶眼、166㎝
遺跡探索者で、ヴァシリーの秘書。清楚な美女。
人当りがよく、他人をあまり批判しない。優しい性格の持ち主（アザエルからは天使と言われている）だが、時折挟まれる毒舌には破壊力がある。ヴァシリーの恋人だが、彼の男癖の悪さ込みで受け入れている。ヴァシリーにして「最高の恋人で、最強のパートナー」。
昔は現代風に言えば元ヤンだった。彼らのなれ初めで何があったかは、知る者は固く口を閉ざしている。
余談だが外見イメージは、名前の由来にもなったフィンランドのフィギュアスケーター、キーラ・コルピ。
ウィルフレッド・アーバンルード（25）赤髪青眼、177㎝
遺跡探索者で、クラウの義兄。6年前に失踪し、現在生死不明。生きていれば25歳。
とにかく破天荒で騒動を起こしやすい。が、天性の人たらしで（それは血のつながらない弟にも引き継がれた）、周囲の人望は何故だか厚かった。性格に裏表がなく好奇心旺盛。義弟のクラウとは普通に仲の良い兄弟。
第一大陸の寒村出身。実家は酪農で生計を立てていたが、農家としてのスキルは何もなかった。あることをきっかけに遺跡探索者を志す。失踪するまでは若いながら数々の功績を出し、稀代の探索者として憧れの的になる。
名前の由来はイギリス文学の架空の英雄、ウィルフレッド・アイヴァンホー。
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